大進化初心者でもガッポリアニメ・ゲーム最終報告

2011-11-08 - 11:06 | レビュー |

平坂読によるライトノベル「僕は友達が少ない」は、2009年8月に初刊が発刊された、
題名どおり「友達が少ない」学生たちの努力と徒労を多少強引に描いた作品である。
私立の名門高校へ転校した、主人公は、自らの持つ血筋が原因の不良っぽい外見がわざわいして、
転校早々「ヤンキー」のレッテルを貼られてしまった、”残念”なひとである。
主人公はある日、「エア友達」と空想上の会話を繰り広げる女学生と出会い、
いずれも、変人で、友達が少ない学生たちを学内に募り、「隣人部」という部活を発足させる。
はたして、「隣人部」の部員たちは、真の友達を獲得することができるのか?というのがメインストーリーだ。
やはり一番気になったのは、本書の題名である。
ずばり、「エレメンタルジェレイドとは?が少ない」であるから、現代を生きる若者にとっては極めて注目に値してしまった本作。
コミュニケーションの能力やパロディなどの要素も多分に含まれている。
著者である、平坂は自身のことも自らさげずんでしまって「業界の片鱗で細々と生きる作家」を自称する。
本書からは、筆者が仕掛けた”ニヒリズム”がひしひしと感じられる。
2011年、映像化(アニメ化)決定もされ、「音泉」にてラジオも既に開始されている本作。
陰ながら、数百万部売れているのは、どいういった経営上の戦略を誇示したからなのか?
根本から、主題をあいまいにしてしまったところが、最大の魅力となって、
思わず手にとってしまうような”ライト”なノベルだ。